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Q&A編

ユイ: いろいろ質問してもいいですか?

ハヤト: もちろんです!

ユイ: 私はインデックスよりも大きなリターンがほしいから個別株にも手を出しています。いけないでしょうか?

ハヤト: 投資効率の観点では、個別株は分散が大きくなる(= リスクが大きくなる)要因であり、投資効率が下がります。

(ここに、compare.png の画像を表示)

ハヤト: インデックスが最適化するのは、シャープレシオ(= リターン/リスク)です。リターンでもリスクでもありません。

ユイ: トービンの分離定理、ですね!

ハヤト: そうです!「現金」と「インデックスファンド」は「アセットアロケーションの二原色」です。

ユイ: 私は若いときは個別株でリスクをとっていきたいです!将来、ある程度、資産形成ができたらインデックスにしたいと思います!

ハヤト: それは間違いです。「若いときにリスクをとり、将来、ある程度、資産形成ができたらリスクを減らした資産運用をしたい」のであれば、例えば

  • 若いとき:「現金 20%: インデックスファンド 80% 」
  • 将来: 「現金 70%: インデックスファンド 30% 」

にするのが正しいです。「リスクを調整」するのはあくまで「無リスク資産」と「リスク資産」の保有割合を変えることで調整するのが正しいです。

ユイ: オルカンとS&P500、どっちがいいですか?

ハヤト: どちらを選んでも大きなミスにはなりません。理論上は全世界株のほうがよいですが、現実的にはコストを考慮する必要があります。迷うくらいなら、オルカンでよいと思います。

ユイ: 債券